夏越の大祓
我々日本人は大晦日に「年越の大祓」で一年の罪穢れを祓い清め、翌日の元旦からは新しい年の始まりに、
その年の平穏を願い神社・仏閣に詣でる「初詣」を行います。
その、年の始まりから六ヶ月後、同じく罪穢れを祓い清める「夏越の大祓」が六月晦日、
各地の神社では行われています。
しかしながらその翌日、新年のように神社・仏閣を詣でる習慣はありませんでした。
わたしたちは、新年同様に過ぎし半年の無事に感謝し、来る半年の更なる平穏を願い、
七月一日から神社・仏閣を改めて詣でる、ニッポンの新しい夏の暮らしの習慣を「夏詣(なつもうで)」と名付けて提唱を始めています。
我が国の守り伝えるべき風習となるよう、共に育てていきたいと願っています。
「茅の輪(ちのわ)くぐり」
六月三十日のこの日、本殿にて夏越の大祓を受け、本殿前に設けられた茅の輪をくぐり詣でます。
(「夏越の大祓」は、午後3時)
この日、境内に設けられた「竹参道」の七夕飾りがライトアップされ、「夏詣の歌」の流れる中、特設された「天の川の橋渡り」「夏詣茶屋」など夏詣と共に夏の風情をお楽しみいただけます。